売場全体を演出し、消費者の購買意欲を高める販促プロモーション。
顧客視点と現場主義を大切にしながら装飾ツールをデザインすることで、店舗の売上を高めることに成功しました。
クライアントである量販店でチラシの新しいセールスが立ち上がることになり、デザインから考案してほしいという依頼がありました。
それまでのセールスの場合は商品まわりでの販売促進でしたが、この時は売場全体での演出。
来店してくださった消費者一人あたりの単価をいかに高めるか、売場での購買促進において装飾ツールなどによる演出は非常に大切です。POPやポスターなどで単に商品を説明するのではなく、その魅力を消費者目線で簡潔に伝えたり、店側で既に用意される他のツール類と親和性のあるデザインにしたり、従業員の方がセッティングしやすい仕様にしたりするなど、あらゆることを考慮しながら演出を企画・デザインしていくことが重要でした。
プロモーションにおいて、消費者視点が最も大切です。
そこでメーカーから提供される商品情報だけではなく、インターネットに掲載されている消費者の感想などを取り入れて掲載内容を精査していきました。
そして、デザインは数パターン用意し、実際に売場に持ち込んでシミュレーションを実施。紙やモニターでは良いと思っていたデザインが、売場では全く目立たないこと、またその反対のケースもあります。
また、装飾ツールの投入時期に売場で取り付けられる他のツールとのバランスを考慮することも必要です。目立たせるべきなのか、売場環境に溶け込ませるべきなのか。そのようにあらゆる検証を行い、最も効果的なデザインのツールをカタチにしていきました。
装飾ツールで売場を演出することによって、店舗の売上を大きく伸ばすことができました。
そして、お客様の動きを確認するなかで発見した課題や反省点を踏まえて、売場の演出をさらに改善。そのように売場を改良していくことで、売上は好調に推移していきました。最初は限られた店舗だけでの実施でしたが、結果がわかりやすく出ていたこともあり、他店舗にも展開。店舗が改装されるたびに、弊社で演出した売場が導入されていきました。
今ではすべての店舗において展開。店舗毎に売場の形状が違いますが、ブンカには売場提案における豊かな経験・ノウハウがあり、各店に柔軟に対応できたことが全店展開につながりました。取引額も対前年比で120%以上にまで広がっております。